武蔵野プレイス

武蔵境に新しくできた武蔵野プレイスという図書館兼市民スペースに行ってきました。
前々から形状とかかわいいなと思っていて興味があった上、1ヶ月かけて淺井裕介くんがマスキングプラントの展示をしていて、それの最終日が8月30日だったのです。
淺井くんは阿佐ヶ谷住宅にあった、トタンギャラリーで展示をしていたことがありました。当時阿佐ヶ谷住宅で開業していた狸サイクルの遠山さんに「おもしれえのやってるからオイデ。」と言われて観に行ったことがあります。淺井くんはまだ若く、ひょろっとしていて、どんどんマスキングプラントを増殖して、梯子に乗ったその風貌が少年のよう。本人とは別に親しくもなんともないけれど、遠山さんと勝手に「淺井くん」と呼んでいました。
マスキングプラントの絵柄と手法とコンセプトが面白くて、気に入っていたのですが、今回も面白かったです。最終日だったので、案の定、一部のマスキングプラントは剥がされ、集められ、標本として違う絵になっていました。剥がされたマスキングプラントは種になったり、標本になったりするのです。
淺井くんは結婚し、小さな子供もいて、すっかり淺井さんになっていました。
淺井さんに教えてもらい、まだ剥がされていない2Fの子供用トイレや、螺旋階段にそれを見つけることができました。
武蔵野プレイスのかわいい形状とマッチしてすごくいい展示でした。
絵を探しながら、建物を全て味わう仕組みにもなっています。